ティーンエイジャー

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こんにちは、riecoです。
 
 
先日、ワンコOKのホームセンターに
散歩帰りの白犬さんと立ち寄る機会がありました。
ペット用品の売り場をぶらりと一周。
新しいオモチャを欲しがる白犬さんを牽制しつつ
ストックが切れかかっていた歯磨きシートをカゴに入れたところで
すぐ傍にいた男の子と目が合ったのです。
 
オバチャンに声をかけられると嫌っぽいお年頃の風貌。
でも、目はキラキラしていたので
犬が好きな子なのだろうと思いました。
犬が好きな子に悪い子はいません。
 
白犬さんに「こんにちは、しようか?」と声をかけると
彼は、声変わり前の澄んだ声で「こんにちは」と応じました。
 
「何歳ですか?」
 
一度口を開くと、質問はスムーズに続きました。
 
 
「何歳に見える?」
「えーっと、、、13歳?」
「惜しい、今は12歳。年が明けたら13歳だよ」
 
汚れた白犬さんに向ける眼差しがとても優しい
やはり犬好きに間違いないようです。
 
 
「犬のこと、よく知ってるね。お家で飼ってるの?」
「いいえ。でも、自分、中学2年生なんですけど、M高校受かったら犬、飼っていいんです」
 
 
ひょっとしたら、13歳というのは
自分の今の年齢が咄嗟に出ただけだったのかな?
そうか、そうか。

夢を語る。
彼にとってとびっきりの話を披露してくれたので
私もちょっとサプライズをしたくなりました。
 
「M高校?私、卒業生だよ。」
 
受験勉強のことや学校生活のこと
今の彼に参考になることを話してあげられるほど
最近の卒業生ではありませんが
別れ際の彼の顔は一段とキリッとしていたので
よかった、よかった。
 
 
 
 
中学2年生、13歳〜14歳の頃。
 
M高校に進学したいという実力より高めの目標に向かって
学校で塾で勉強に明け暮れていたあの日々の中で
私は何を考えて何を想っていたのだろう。

ブス絡みで虐められ弄られる日々の中で
可愛くて頭がよくて人気がある
他の誰かになれればいいのにな、と
叶わない夢を見たことは覚えているけれど
きっと、それだけじゃあなく
だって、今。
あの頃に戻りたいかと聞かれたら
即答で、NOと答えるでしょう?
 
もう1度受験勉強したくないというのもあるけれど
あの時あの頃の自分なりに
1回限りのチャンスで手に入れた青春だから
不思議な尊さがあるのだろうと思うのです。

忘れてしまっていることだらけなのが
ちょっと惜しい気もするけれど
なんだかんだずっと繋がってきて
これからも繋がっていくのだから
私にはこのぐらいで丁度いいようです。
 
 
 
次に彼に会えるとしたらM高校に合格した頃でしょうか。

それまで、元気に過ごさなきゃ
白犬さんにも長生きしてもらわなきゃ

頑張っていきましょう。
 
 
それでは、また。
 
 
 
 
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