アラフォー時代にお手本だった大好きだった人のこと

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こんにちは、riecoです。
 
 
私がちょうど30歳の時に東京で出会った彼女は
私に言わせると、心の熱中症対策が上手な人でした。
同じ神戸出身で10歳ほど年上の彼女は
他人に迷惑をかけない範囲内ではありましたが
とにかく自由奔放!
彼女の伸び伸びした発言や全力で楽しそうな振る舞いは
上京したての私の目には
とても眩しく羨ましく写りましたが
年老いた両親と障害のある弟を支える責務のため
じき東京を去らなければならないという
この先に待ち構えている逃れようのない現実が
彼女の生き方に少なからず影響していたように思います。
 
 
 
人間だもの。
いつも完璧ではいられません。
 
 
出来もしない完璧や理想を目指すから
余計な労力や時間を費やして、空回りして
時々周囲も巻き込んで疲弊してしまうのです。
若い内はそんな失敗のプロセスも勉強ですが
いつまでもその場所から抜け出せない自分が
いささか子供っぽ過ぎるなと思い始めた頃でした。
 
熱中症にならないのがベストに違いないけれど
あ。これはやばいなと早め早めに気がつけて
しなやかに軌道修正していく内に
熱中症にならない身体に仕上げていく
そんな生き方をしたいな
そんなアラフォーになりたいなと
けして完璧ではないけれど魅力的な彼女を見て
私は、心から願いました。
 
 
 
 
あれから随分経ち、アラフィフの曲がり角に立った今
身体のガタツキは少々気になれど
頭の中はクリアーで、心は穏やかであるのは
どこまで近づけたかはさておき
お手本選びだけは間違えていなかった証でしょう。
 
 
憧れだった彼女が今頃どこでアラカンを迎えつつあるのか
もう、知る由もありませんが
 
 
心が潤っていないと言葉はカサカサして
口から出た音が空気をとんがらせるから
あちこち小さくついた傷とつけた傷に
イライラして額の辺りが熱をもつ
息がつまってなにもかも放り出す前に
席を外して窓を開けて冷たい水を飲む
 
 
どこかで、健やかでいらっしゃいますように
感謝を込めて。
 
 
それでは、また。
 
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