こんにちは、riecoです。
先日の母とのミニ京都旅行の折のこと。
ランチ前のちょっと中途半端なタイミングでしたが
ここにしかない名物があると聞けば、楽しむのが旅の醍醐味!
ということで、某甘味処に立ち寄りました。
母はお目当ての甘味を注文。
スイーツ苦手の私は、ところてんを頂くことにしました。
外食でところてんを頂くのは初めてのこと。
食した瞬間の感想は
漫画・美味しんぼのヒロインである栗田ゆうこ嬢(独身)風に
「えー!! これがところてんなら、普段食べているところてんは何なのぉ?」
でございました。(あくまで心の内でのテンションです)
驚いたのは、味見した母が
あっさりと「懐かしい」と呟いたことでした。
母曰く、子供の頃に食べていたところてんはこの味、そのもの。
母親(私にとっては祖母)がテングサを煮るところから手作りし
天突きと呼ばれるところてんを突き出す道具は
父親(私にとっては祖父)のお手製だったそうで。
母娘としての関係は四捨五入で50年になりますが
キッカケがないと出てこないような、小さなエピソード。
祖母の料理上手と祖父の手先の器用さについては知っていましたが
ところてんの話は初耳でした。
今は亡き祖父母が作ったところてんが並ぶ食卓は想像できませんが
生家を出た母が、初めてスーパーのところてんを食べた時の驚きは
今日の私とは真逆の意味で大きかったことでしょう。
スーパーのところてんは私の好物のひとつですが
甘味処で頂いたところてんは、香りも食感も、今まで食べたことのあるそれとは別の代物でした。
願わくば、これからは、昔ながらのところてんも積極的に頂けますように
七夕の夜に思うのでした。
七夕の夜に思うのでした。
それでは、また。